超強力接着剤は、何が問題なのか

公告
2014.12.19読売新聞より

家庭用接着剤の回収のお願いとお詫びという新聞公告に目が行きました。
法令で使用を規制されている物質が含まれていたそうです。
でも、それはなんで、どういう問題が考えられたのでしょうか。
気になりました。

メーカーのお知らせを読むと、

有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律によるということです。
この法律の目的は、第一条 この法律は、有害物質を含有する家庭用品について保健衛生上の見地から必要な規制を行なうことにより、国民の健康の保護に資すること。とあります。
つまり、健康被害が懸念されたということですね。
第六条には、当該家庭用品の回収を図ることその他当該被害の発生を防止するために必要な措置をとるべきことを命ずることができる。 とあります。

これによる措置なんですね。

品川区保健所より同法律で規制されている有害物質「トリブチルスズ化合物」が検出されたとの通知を受けました。

保健所は、接着剤まで調べているんですね。


では、トリブチルスズ化合物とは何なのか。
ウイキペディアで調べると、元々は船底に貝やフジツボがつかないように、塗料にくわえられていた物質ですね。

なるほど。 TBTという語は聞いたことがあります。 人に対する影響はなんなんでしょう。
内分泌撹乱作用があると言われてもよくわかりません。
日本毒性学会:有機スズ化合物

結局、影響がよくわからないので、「法令で使用を規制されている物質が含まれていた」という表現が妥当なのでしょう。

影響がわからないけれども、コンプライアンス順守ということでしょう。
高性能な接着剤は有益だと思います。
規制内での製造で再発売されるのでしょう。

 

保険証の印字ミス「保検証」は使えるか

保険証印字ミス

2013年8月3日読売

国民健康保険。 これが国民健康保検証となっていました。
約2万人に配布され、「これは有効か?」という問い合わせが5件程度あったそうです。 市は、ミスがあっても使えるとしましたが、作り直して交換。

ちょっとした変換ミスですが、気が付きにくいですね。
裁判などでは、あきらかに間違いがある場合、ミスと判断していますね。
また、公文書では職権訂正で直してくれる場合もあります。

コンプライアンスの基準を探る。