特許や実用新案、意匠、商標を出願するときの手数料。
これは国に対して支払うわけです。
個人が国家公務員に特別な仕事をしてもらうための割り増し手数料のような感じでしょうか。
本来なら税金で審査してもらっても良いわけです。
何しろ、国民に有益な技術情報などを、秘密として独占せずに公開するわけですから、広く国民が益を得るのですから。
まあそれは建前です。有益でない情報もあるし、等々で出願料、審査請求料などを支払います。
>産業財産権関係料金一覧・特許庁
支払いに当たっては印紙を使います。以前は収入印紙でした。 収入印紙は今でも一般的に使われていますね。
特許庁が新築されたころでしたか、特許印紙ができました。
特許関連の特別経費をねん出するということでしょう。 受益者負担の考えでしょう。
特許印紙がいつまで使われるのかはわかりませんが、全国どこでも郵便局で買えることを知っている人は意外に少ないかも知れません。(集配郵便局で扱っています。)
弁理士試験の受験料が特許印紙というのはちょっと面白いです。
特許庁に近い新橋には、いわゆる金券ショップがたくさんあります。
先日気付いたのですが、特許印紙も売り買いされていました。
金券ショップでは、ビール券5枚と、特許印紙20000円分下さい。 などという会話がされているかもしれません。
ネットで見る特許印紙の相場例(2015年5月)
買い取り http://www.access-ticket.com/
特許印紙 10円~900円
60.0%
特許印紙 1,000円~100,000円
70.0%
のり無し特許印紙 (全額面)
※郵送買取限定になります。
50.0%
売りはありませんでした。すぐに売れてしまうのでしょうか。
特許印紙の売りは93%という表示がありました。
買取は70%? 紙が貼られて修正されています。
収入印紙は汎用性が高いからでしょうか、買取97.5%(1万円以上)というのはすごい換金性です。