オリンピックのロゴ、変えるのはたいへんでしょう。

オリンピックの公式ロゴは、いろいろ騒がれています。
新聞紙上にもネットで騒がれている内容がほぼ載っていた感があります。

ここまで関心が持たれたのですから、認知度としては高いかと思います。
総じて、デザイン関係の専門家は納得しているように見えます。
表面上かもしれませんが。

デザインの良し悪しは好みの問題があるので、なんとも言えません。
ただし、他国から訴えられいるという点は頭が痛いでしょう。

商標出願のことを言われていましたが、最近ようやく日本でも公開されたことを知りました。

商標公開2015-70541公報(J-PlatPat)より
(310)【優先権主張番号】2015-308
(320)【優先日】平成27年5月20日(2015.5.20)
(330)【優先権主張国又は機関】リヒテンシュタイン(LI)(731)【出願人】【識別番号】314004370【氏名又は名称】公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
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国際出願をして、日本に優先権主張出願をしています。
商品区分は、ほぼ全類に渡っているようですから、大変な出願料になります。
さらに世界中に出願していることを考えると、莫大な金額でしょう。

世界的企業の新製品、iWatchの商標のときにも注目されましたが、公開制度の違う国を選んで最初の出願をしていました。
今回はオリンピックで、やはり世界的な利用ですから相当に練られた商標戦略があるのだと思います。

今、オリンピックスポンサー企業は世間の騒動がさめるのを待っているのではないでしょうか。

先日、東京駅ですが、初めてオリンピックロゴを使った企業ポスターを見ました。
東京オリンピック企業ポスター

どうでしょう。 自分にはすっきりしたデザインに見えます。


2016-01-10の読売新聞36面を見ますと、公募による新たな五輪エンブレムの最終候補が4点になりました。
この4点に対し、類似のデザインがないか約3ヶ月かけて調査した後に公開するそうです。
その後国民から意見を募って1点を決定する。

いかに商標登録できるか、類似がないかを調べることが大変だということがわかります。
今回は途中でデザインを買えないということですから、類似があった場合には権利調整などを行うのでしょう。

最終候補4点の商標調査には。計8000万円かかるそうです。

 

 

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IPWO 知財ネットオフィス
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