知的財産権とは
一言でいうと触れたり、見えたりできず頭の中で価値を感ずる財産です。 土地、建物や車、金塊などは財産としてわかりやすいものです。 価値がわかりやすく売買も容易です。
しかし、たとえば飢餓に苦しむA村があったとして、一つ山を越えた隣のB村では住民がみな元気だとします。 そのB村では、山の中腹にある土が食べられるということを知っていた。 とすればA村にとってこの情報は金塊よりも重要な財産であるはずです。 もちろん土である必要は無く、稲の栽培方法であったり、毒魚の食べ方であっても良いわけです。
またある村では、娯楽が無くつまらない日常を過ごし、病気も多かったとします、ここにサーカス団や、音楽隊が来れば食べ物にも勝る価値ある娯楽となって、村人を歓喜させることでしょう。
あるときは哲学者による、心に響く言葉が命を救う価値ある財産となるでしょう。
これらの財産は、容易に触ったり分配したりできるものではありません。 しかしこれらを情報として伝えることができるものに変えれば、財産として取引することができます。これが知的財産です。
そんな素晴らしい情報なら、みんなで共有すれば良いではないかとも思えます。
ここが人間の面白いところで、情報はみんなで共有するもの(無料のもの)とすると、逆に伝わらなくなるのです。
金塊を見つけたらすぐにでも見せびらかして売りにゆきたくなるのが人情であるように、情報に価値があるなら伝えよう(売ろう)とするのです。 それなら私も売ろう(伝えよう)、情報を探そうとして、結果的に多くの情報が共有化されるのです。
なにが価値となるかは、場所や時代で変わってくるので、知的財産も時代と共に変遷します。
たとえば有名な競走馬の名前をゲームなどに無断で使っても.不法行為にならないと最高裁で判決がでました。 これなどは地裁、高裁ではパブリシティー権として権利が認められる判決が出ていました。 価値観が変遷する実例といえます。
最高裁で判決が確定しましたが、今後新たな権利として立法化されればこれも知的財産ということになります。
現在の知的財産権 分類
様々な分類分けができますが、
特許制度. 特許.実用新案.意匠.商標.
著作権制度 著作権.著作隣接権.コンピュータプログラム登録
不正競争防止法 営業秘密
種苗登録
等があります。
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[…] 転送命令の実例をメモしておきます。Redirect permanent /tizai.htm http://ipwo.jp/in/79.html […]
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