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(24) スピン起電力 読売新聞夕刊 2009.03.09 磁石を近づけるだけで電圧を生ずるという技術。 東大チーム(田中雅明教授ら)が世界で初めて実現したという。 これは不思議でおもしろい現象だ。 昔から磁石を使って永久運動をさせようという試みがされているが、電圧を生じさせるためには、物理的な動きが必要だった。 今回の現象によれば、磁石を動かさなくても良く、電子のスピン運動を利用するという。 まるで、光電池のようだ。 磁気電池とでも呼べるのかもしれない。 これが実用化すれば半永久電池が出来そうだ。 大規模に構築した場合には、地磁気発電所ができるのだろうか。 まだ極低温での現象なので、超電導技術のように、常温へ適用させる技術が開発されてゆくのでしょう。 Amazon 本 スピンはめぐる―成熟期の量子力学 新版 岩波講座 物理の世界 物質科学の展開〈7〉量子スピン系―不確定性原理と秩序 電子スピン共鳴―素材のミクロキャラクタリゼーション 電子スピン共鳴入門 (1980年) |
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