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 特許公報が 、こんなところで 
2005.04.05 今年のスギ花粉はすごい。

 花粉症のシーズンが始まる前の予報では、昨夏の猛暑と花粉芽の大きさから、今年は去年の300倍程度ということになっていた。(恐ろしい予報)
 しかし実際には最高で1000倍位ではないかと思われる。(キッセイ薬品のHP

 10年来の花粉症に悩まされる自分にとっても、その量の多さが体感でき、もはや諦めの境地にあった。
 1000倍の花粉で生ずる今年の症状は、目の異様な痒み(かゆみ)である。 それも痛みを伴う禁断のかゆみである。
 たくさんの細く柔らかい針の先に、痒みの薬を付けて、刺され続けているような感覚である。
 まつげに指が軽く触れただけで、掻きむしりを誘う、電気を感じたような痺れる快感が走る。

 たまらず少しくらいならと軽くこすると、しばしの快感、しかし5分後に地獄の針の痛み攻撃である。 そして二度と触らぬと誓う。
涙目
 しかし指が眼に触れてしまうとまた痺れるような痒み。 この繰り返しである。 そのうちに刺激が慢性化し、角膜表面が弱くなっているのだろう、顔を洗う際に眼に入るわずかな水の刺激(塩素か?)で角膜、結膜共に真っ赤になり、まるでウサギの目である。

 赤くなるだけなら耐えられるが、細かい砂を振りかけたようなゴロゴロ感が続く。 こうなると眼をつむってボロボロと涙を流しながらひたすら耐えるだけである。


「求めれば得られる」とは聖書にもあるような言葉だ。 

 何か花粉症に効果のあるものはないのか。 インターネットで探すと泡盛(あわもり)が花粉症に効くとある。

 とにかく試そうとホームページを覗くと、確かに泡盛が花粉症に良いとある。 しかも泡盛なら何でも良いのかというとそうでもないらしい。
 「請福ファンシー」(せいふく)という銘柄が効くのだと言う。

 酒造元では、客からの電話で 「花粉症に効く泡盛が欲しい」 と問われて初めて話題になっていることを知ったそうだ。

 今年は朝日新聞でも取り上げられたことで、急に売り上げが伸びて生産が間に合わない状態だという。 2/11朝日新聞
花粉症に効くという泡盛
 ここで面白いのは、酒造元は沖縄であるので、花粉症を知らない。 したがって効果を体感(確認)していないのだ。

 酒造元自らがインターネットで「請福ファンシー」を検索したところ、特許が申請されていて、なんと明細書に酒造元が名指しされていたことを発見したのだ。

 そして請福酒造のオンラインショップでその明細書をそのまま引用している。
 これは酒造元として効能をうたっているわけではないので、薬事法などに触れることもないだろうし、明細書には著作権が無いとされているので、著作権侵害の問題も無く、堂々と明細書を掲載できる。

 しかもその内容を読めば、花粉症で苦しむものなら一度は試して見たくなる内容である。
もともと呉羽化学工業の研究員が「請福ファンシーを飲んだら鼻づまりや目のかゆみが治った」という体験談から、会社として確認を行い、特許出願していたということだ。

 実際に特許庁電子図書館から「要約:泡盛 AND 出願人:呉羽化学」で調べると出てくるので、全文を読むことができる。 欧州特許庁での特許公開平成9年315987号参照
(この特許出願はH14.11.20に審査請求されており。 現在審査官によって審査されている段階である。特許公報の内容は、1年半後に自動的に公開されただけのものである。 従って公報の内容には審査官のお墨付きがあるわけではなく、特許権は発生していない。 明細書の内容も、その真偽は不明ということになる。)

 こういった単品商品がそのまま実施例として記載され、それを製造元が逆に宣伝に使った例は珍しいのではないだろうか。
 特許公報がこんなところで使われることに新鮮な驚きを感じた。
 消費者が直接明細書を読んで、その商品を購入するとは。
 これからは明細書を書くときに純技術的、純法律的内容の他にキャッチコピー的要素も入れてみようかなどと思ってしまう。

 ところで、請福ファンシーの実際の効果だが、2本をネットで購入して、1本を半分ほど飲んだところで、おいしい焼酎ではあるが効果は感じられず、単に酒を買ったと思ってあきらめかけていた。

 しかし、これをティッシュに含ませて目の回りを拭くと(花粉で出た涙を拭うような感じで)痒みが消えることを体感。 (拭いてからしばらくしてから目を開けること。 さもないとアルコール分がしみる。)

 単にアルコールで拭いたから気持ちが良いのだろうと思ったが、拭いた後に微妙に残る成分が優しい。
 アルコールで拭いた後のような皮膚が白くなる脱脂感も全くない。

 そこで家ではもちろん、外出時には小分けして持ち歩き、眼が痒くなったときに泡盛で拭くようにしたところ、慢性化していた痒み感がほとんど消えてしまった。
 さらに、鼻の穴の中(鼻毛のあたり)の痒みにも、泡盛で拭くと効果がある。
 これは効いている。 (ちなみに私は薬を一切服用しない、病院嫌い、入院歴無し。)

 顔を拭くと、しみが取れてしまう人もいるらしい。 痒みに良く、飲んでおいしく、美容にも良いわけだから一石三鳥ではないか。

 すばらしい。 半分を漫然と飲んでしまったことを後悔するとともに、3本を追加で注文した。 (なんでも来年は古酒のブレンドを変えて高値販売するらしい)

 ただ、現在のところ鼻づまりの解消にはなっていない。 しかし痒みが消えたことは苦痛が半減したことであり、強力な援軍を得た思いだ。
 なんでも、シーズン前に飲み始めれば鼻詰まりにも効くらしい。

 来年は花粉シーズンの3ヶ月前から朝晩15ml程度を飲んでみようと思う。

 実際に花粉症に効果のあるものを見つけたおかげで、今年のシーズンも終わらぬうちから来年が楽しみである。

 それまでに、今度は特許公報で「花粉」を検索しておこう。
 新たな効能を持つ食材や治療法が公開されているかもしれない。


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 2011.0202追加 請福(清福、清副ではありません。)ファンシー通販状況。
 
花粉症で人気の泡盛[請福ファンシー]35°720ml・沖縄
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