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 日本人の気配りの精神は知的財産(長谷工の工事壁で思う。)
 

 街を歩いていると、工事現場に出くわすが、そこにはたいてい仮設の壁が設置されている。
 もちろん、通行人が工事現場に入らないように、そして工事機械で通行人に怪我などさせないように、という意味がある。
 大きなビル工事などでは、なんとも味気ない壁が出現するので、絵など描いてある。
 それでも荒々しい金具や、金属ポールが飛び出していて、積極的に近づこうとは思わない場所だ。
 突起にはテープが巻かれていたりする程度なので、触れたくない。
  
 それがいつのころからか、この壁(フェンス)に突起(でっぱり)が無い事には気付いていた。
 壁に触っても、全く痛くないどころか綺麗な塗装なので、服が汚れないような気さえする。
 これは、工事中の不快感をできるだけ避けようとする気遣いの結果なのだろうが、日本人の気配り(サービス精神)のたまものではないかと思う。
 単なるクレームに対する解とは思えないような配慮を感ずるのだ。
 
 日本人の気配りの精神は、世界に特産品として輸出できるのではないかとさえ思う。
 それは昨今始まったものではなく、風流、わび、さび、にも通ずる繊細さとして、昔から現在へと、日本人の心性として連綿としてつながっているような気がする。
 
 工事中の塀にまでこだわる気配り手法は、りっぱに知的財産として保護できるものである。
 
 塀の特許技術を調べてみる。
 
 突起の無い工事用仮設塀の特許例 公報リンクはhttp://ep.espacenet.com/
特許公開公報からの引用図面 工事用フェンスの特許
特許第200425号(特開平5-231007) 
工事現場用囲い板及びその敷設構造
特許第2640711号(特開平H6-158870)
仮囲い板



 最近、この塀に、花まで飾られている場所にでくわした。
 そこまでやるのか?。 この不況時に。 
工事の仮設塀

 興味を持って、近づくと、花は本物で、ペットボトルを切って植木鉢にしている。
 それは、ちょうど塀の厚さに収まり、みごとに調和している。
 塀の中の植物
 つまり、金はかかっていないのだとアピールしている。
 塀の花を利用して、エコ(エコロジー、環境配慮)を訴えているのだ。
 
 みごとな工夫だと感じて、写真を撮った。

 離れて詳しく見ると、「長谷工コーポレーション」の電光文字が見える。  
 なんと、太陽電池まで貼ってあるではないか。
 太陽電池パネルとひょうじ 
 日当たりが良いわけでもない路地の垂直の塀に、太陽電池パネルを貼っても、絶対に採算(電力)はとれない。(電気代の方がはるかに安いだろう。)
 
 しかし、エコの精神はみごとなまでに伝わってくる。
 塀に、それも仮設のフェンスに、ここまで配慮するならば、その会社が立てているビル、建物は、どれだけの配慮がされているのだろうかと、好感が湧く。
 
 それで、このようにホームページで紹介しているのだから、
 塀一枚で、みごとに洗脳されてしまったかのようだ。
 
 こういうことに気付く自分にも、立派に日本人としての繊細さが備わっているのだと思う。
 
 2011.01.11 タイムマーク(タイムスタンプ)

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特許公報に見る仮設塀の技術 (公報は「かんたん特許検索」またはesc@senet(欧州特許庁へのリンク)

特開2010-133212 仮囲いの緑化装置
特開2007-259786 緑化仮囲い
特開2005-336962 自発光表示部を備えた仮囲いパネル
特開平07-133672 太陽電池パネル一体型目隠し板

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