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商品番号VHR-14という、ベランダホースリール。
良く売れているようで、TVの通販でも定番になっているようだ。
我が家でも購入し、その便利さに驚き、これは良いと毎日のように直射日光で熱くなったベランダに水を蒔いていた。
風呂のシャワーヘッドを外し、ねじ式でホースリールのアダプタに取り付ければ、ホースをのばして、部屋の中をひきずって、ベランダまで出せるのだ。
「ベランダホースリール補足説明:
ベランダでは、掃除、植木、金魚などで水を使いたい。
ところが最近のマンションなどでは、水道の蛇口が特殊構造(平べったい特殊形)なので、昔のように簡単にホースをつなげない。
このため、唯一簡単に交換できる構造である、風呂のシャワーヘッドを外して、このネジに合うようになっている延長ホース。」
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水漏れ時の再現写真 |
しかも、水圧をかけた状態でも、手元の散水ヘッドで吐出を止めることができる。
部屋の途中に延長ホースの接続部がくるのだが、漏れることもない。
なかなかの良品だ。
しかし、約5回(たったの)使った程度で、本体リールにあるシャワーヘッドの接続部分から水が漏るようになってしまった。
水圧がかかっているので、漏るというよりは飛び散る水量だ。
幸い接続部分は浴室内なので、他への被害は無い。
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まだ買ったばかりだから、クレームかな。
しかし通販だから面倒だな、と壊れたアダプタ部分を見ると、シャワーホースのねじを締め込む部分の根本が割れている。
割れの部分を気にしながら、緩めよう(外そう)とすると、ポロッという感じで、取れて(切れて)しまった。
この部品を換えれば良いのだが、全体の交換になるのかなー
と、よく見ると、切れた部分の肉厚が異様に薄い。(実測値約1mm)
ここは、シャワーヘッドの重みがかかる部分でもあるので、こんなに薄くては何度交換しても同様の不具合が生ずるだろう。
そこで、強度を増しつつ完全な修理を行うことにする。
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割れた部分をそのまま付けたのでは、強度が保てないと思い、全体を削って互いに差し込むようにする。 |
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削る際には、カッティングプライヤと、カッターを使う。
相当な力が必要なので、指を切らないように注意する。
上の右端の写真が、仮に挿入した状態です。
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次に、接着剤を用いて固着させます。
ここでは、プラリペア(登録商標)を使いました。
外側の部分で試して見ましたが、良好な接着性がありました。
エポキシ系接着剤等でも良いかもしれません。
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内側、外側に対し、最初に粉をふりかけ、後で溶剤を垂らします。
(粉はアクリル樹脂の小さな粒が集まったものです。)
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これが最終修理状態です。
このアダプタは、シャワーヘッドが直接付く部分ですので、手や足で触ると力が加わって、付け根に無理な力が加わります。
まだ壊れていない当製品をお持ちのかたは、この部分に力を加えたり、無理な力でねじ込んだりしないようにすることをおすすめいたします。
2008.07.24
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